色々な理由があるとは思いますが、試合をしているのに試合に集中できない子供たちがたくさんいます。
試合に集中できない状況だとできることもできないと思うのですが…
どんなことで子供たちが集中できていないのかを考えていこうと思います。
サインが多すぎる、速すぎる
たいして使うことのない作戦や子供たちのレベルでいる?というような作戦・サインって多いですよね。
それが原因で子供たちの打つ・投げる・走る・捕るという野球にとって必要なことが上手くできないなんてことも多くあります。
子供がサインミスしないようにとか、もしかしたら間違っているかも、ミスをしないようにと考えながらプレーしていることを指導者は知っていますか?
カテゴリーが上がればサインも増えるんだから、今のうちからやっておくという意見もあると思います。
それなら、もっと理解できるように日頃からアプローチしてあげて欲しいなと思います。
そもそもサインって相手にバレないようにすれば良いだけなのに、すごく速く色々なところを触ったり、複雑なサインにしてみたりと、目的が変わってしまっているような気がします。
今まで高校生まではチーム指導をしたことがあるのですが、高校でもそこまで複雑なサインを使う場面はないような気がします。
作戦面でどうこうよりも、まずは打つ・投げる・捕る・走るをしっかりとできるようにしたほうが良いと思うんですけどね…
指導者・親に怒られないように
指導者にミスしたら怒られるから、三振したら…エラーしたら…と思いながらプレーしている子供はかなり多いです。
怒る必要のないことで怒っている指導者が多いということですよね。
そもそも指導者の仕事はミスを責めることでもなく、怒ることでもないです。
選手が気持ちよくプレーできるようにしたり、上手くなるためにどうしたら良いかを考えることだと思います。
親にしても同じです。
子供がプレーするのに、自分がやっているかのような熱量で、「なんで打てないんだ」「エラーするんじゃない!」などと言ったように、試合中や試合後に子供を責めたている場合があります。
1番近くにいる存在の親にそんなこと言われたら子供たちは辛いですよね。
子供たちが指導者・親に怒られないようにプレーしていることに気づいてください!

選手のパフォーマンスを上げるには
子供たちに良いパフォーマンスをしてもらいたいのであれば、まずは子供たちにとって障壁となるものを取り除いてあげてください。
普段通りのプレーができないという、何か邪魔しているものがあると思います。
その何かを一緒に考えて、自分の力で超えていくことが指導者や親にできることではないでしょうか。
時には、自分たちの関わり方が子供の邪魔をしてしまっているなんてことも…
そうだとしたらそれを自覚して、行動を変えていくことが大切だと思います。
選手が練習通りのプレーができるようにするための環境を整えてみてはどうでしょうか。

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