【野球界の課題】引退後に知る『練習時間長い』など指導体制からみる3つの問題点!

コーチング
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野球って練習時間が長いイメージがありませんか?
高校生の時って休日でも朝から夕方まで練習or練習試合をするのが当たり前ではなかったですか?
なのに・・・サッカー部やバスケ部は午前か午後だけ!
しかも空いた時間で遊びに行ったり、バイトしたりしてる!みたいな。
羨ましいなーと思いながらユニフォームを汚していましたね。

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好きな野球が義務化されていく

好きで始めた野球なのに、朝電車に乗るときに今日も練習か・・・なんて思いながら練習に行っていませんでしたか?
私は高校1年生の夏頃にはそういう感情になっていました。

それ以降は好きだからやるというよりは、高校まではやると決めたからやる!という気持ちになっていました。
そんなんで上手くなるわけないですよね。

中学校まではクラブチームだったので、週2回の練習でした。
高校に入ってからは週6回練習していたはずなのに、技術的にはあまり伸びませんでした。
自主練習も中学校の時とは比べ物にならないくらいやっていたはずなのに・・・

やりたい→やらなきゃ

に変化してしまっていたんですね。

もちろん時間だけでの問題ではないと思いますが、朝起きて30分で家を出て、夜家に帰ったら30分で寝る。
という生活では、野球以外のものに気づく余裕すらありませんでした。

休みの日も長時間の練習で疲れているので、体のケアをしにったり、家で寝たりしていました。
休みといっても夕方まで学校で授業を受けているので、本当に休みと言えるようなものではありません。

高校野球ってそういうものだろ!強いところはどこもそうだ!
という意見が出るのもわかります。

でも本当にそうでしょうか?
短い時間でも結果を出しているチームもあります。
本当に良い指導者というのは、短時間の練習で選手の技術やチーム力を上げられる指導者ではないでしょうか?
長くやったら良いというものでもないですしね。

引退してから知る社会のこと

野球を引退してから、一日ってこんなに長いんだと知った方もいるかと思います。
私自身もそうでした。
年末年始などの1週間ほどの休みだけでは感じられない時間の流れがあります。

時間に余裕が出てくることで、アルバイトをしたり、遊びに行ったり、勉強をしたり、家族と出かけたりと自分のやりたいことをできるようになります。
いろんなことをすることで学ぶことってたくさんありますよね。
アルバイトをするようになれば、お金の大切さもわかるようになります。
そこにいる幅広い年代の人と関わることで学べることもあります。



もちろん、一つのことに打ち込んできたから!それを他のことに情熱を注ぐだけだ!
という意見の人もいると思います。
それもすごくわかります。
ですが、サッカー部もバスケ部も一つのことに打ち込んできたという点では同じです。

いつかは子供達も社会に出ます。
その時に困らないように少しずつ、社会とはどういうものかというのを身をもって知っておいてもらいたいですよね。

言われたことをやれば良い

ひと昔前は野球部出身の子は元気も良いし、言われたことをちゃんとやってくれる!といって、就職にも有利とも言われていましたよね。
それってどんな時も元気に指導者の言われたことをやっておけば良かったともとれますよね。
野球部って元気よく挨拶や返事をして監督の言うことは絶対!みたいなイメージがかなりついています。

しかし、社会が変わっていく中で
自分の意見があって、考えて行動できる人が求められるようになってきています。
野球部のイメージとはかけ離れています。

野球を通じて、社会で通用できる人間に。
と言う言葉をよく聞きます。
それはとても立派なことだと思うのですが、それを言っている指導者の指導がトップダウンのものだったり・・・
というのもよく見ます。

指導者がアップデートされていないのです。
社会が変わっていく中で、必要とされる人間も変わってきます。
指導者も野球以外のところから敏感に感じてアップデートしていけたら良いですよね!

まとめ

良いものは残して、改善していくとろはしていきたいですよね。
野球がこれからも日本国民にとって大きな存在であるためには、野球界全体として変わらなければいけないタイミングだと思いませんか?

何よりも子供たちが楽しく野球をできる環境を整えていきたいです。
いきなり変わるのは難しいかもしれませんが、少しずつ変えていきましょう!

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