【高校野球】甲子園の陰で見逃されているメディアの問題 本当に選手ファースト?

野球
スポンサーリンク

高校野球は学生スポーツの中では、特異とも言えるほどに世間からの注目を集めていますね。
夏の甲子園大会も100回を越えて、1世紀以上も日本国民にとって大きな存在となっています。
甲子園が始まると、全然知らなくても自分の出身県や在住県を自然と応援してしまいませんか?

他のスポーツも全国大会になると同じように各県の代表が出てきて、日本一を目指して戦っています。
それなのに何故、高校野球だけがここまでの注目を集めているのか?

スポンサーリンク

注目を集めてきた理由

その中でも大きな存在となっているのは、高校野球連盟と共に大会を主催している毎日新聞と朝日新聞ではないでしょうか。
春の選抜は毎日新聞(後援:朝日新聞)、
夏の選手権は朝日新聞が主催(後援:毎日新聞)となっています。
どちらの大会も、新聞で大きく取り上げられて扱いは全く他のスポーツとは違いますよね。

最近では新聞の購読者数も減ってきていますが、テレビやネットが広く普及する前には大会の情報をなどを知るために多くの人が読んでいたことでしょう。
今でも大会になれば新聞での取り上げ方も大きく、プロ野球選手と同じかそれ以上の記事の大きさになっていることもあります。

普通の高校生では驚きの取り扱いですよね。
高校野球ファンは自分自身のことではないので、その時のドラマティックな展開だったり、頑張っている姿を応援しています。

メディアは選手のことよりも自分たちの利益?

頑張っている人を応援するのは普通のことだと思います。
しかし、それは全く選手ファーストな考え方にはなっていません。
選手に関わる指導者や主催している高野連や新聞社は選手のことを1番に考えていかなければいけないと思います。

指導者や高野連の問題については、

【高校野球】選手ファーストであれ!球数制限からみる高野連や指導者が抱える課題
2022年の選抜大会が終わりましたね。コロナ禍での開催ということもあり、色々なことがあった大会でした。京都国際高校の出場辞退による近江高校の繰上げ出場や、大会中の広島商業高校の辞退による大阪桐蔭高校の不戦勝など・・・

で書いていますので、ぜひ読んでみてください。

主催している新聞社をはじめとするメディアの問題はというと
新聞であれば購読者数を増やすために
テレビであれば視聴者数を増やすために
怪我をして試合に出ている選手を美談にしたり、
1人で全試合完投してきた選手を美談にしています。
日本人って、悲劇のヒロインとか自分を犠牲にして戦う兵士が好きですもんね。

体罰の容認??

エースがボロボロになりながらも、マウンドで投げ抜く姿はよくメディアに取り上げられますよね。
真夏の炎天下で200球近く投げさせられて、それは体罰に当たらないのかとすら考えてしまいます。
強豪校の指導者の暴力・暴言・パワハラなどを大きく取り上げるであれば、そのことも批判的に大きく取り上げてほしいです。
よっぽど暴力的な行為だと思うんですけどね。

「選手が望んでいるから」という考え方もありそうですが、
選手が望んでいるから叩いても、誰かに報告されたらアウトですよね。
炎天下でとてつもない量を投げさせられて、熱中症になったり故障をしたことは報告したら、高野連はどのような決断をするんでしょうかね?

暴力や暴言と同じように、謹慎処分とかになるんですかね?

この問題は早く改善していってもらいたいです。

まとめ

高校生はプロの選手ではありません。
教育的観点からも過剰なメディアでの取り上げられ方をしてしまうと、選手にとってあまり良い影響はありません。
高校生とはいっても、まだ子供な部分も多くあります。
勘違いしてしまうこともあるでしょう。

自分のことが見えていない状態で甲子園に出てしまい、いつまでもその時の周りの扱いが抜けない人もいます。
甲子園に出たというのはあくまで高校生としての自分と仲間が頑張った成果であり、それ自体が偉いわけでもありません。
未来ある高校生たちが地に足をつけて、高校生活やその後の人生を送っていけるように考えてもらいたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました