選手が順調に育っていくには、あることをさせないの1番大切です。
そのあることとは・・・
怪我です。
怪我をしたらその間練習に制限がかかったり、全く練習ができなかったりしますよね。
成長できるはずだったものも止まってしまうことになります。
復帰してからも怪我前の状態に戻すのにも時間がかかります。
怪我前に戻してから、成長に受けていくとなると更に時間がかかってしまいますよね。
怪我を未然に防ぐのも指導者の役目
指導の現場を見ていると、カテゴリーに合わない練習をしているチームを多く見かけます。
体の成長の早い選手もいますし、遅い選手もいます。
各選手に合わせた練習やトレーニングをしているチームがどれだけあるでしょうか。
チーム内で球数制限などを設けるのもその一つでしょう。
練習では制限をかけているけど、大会ではエースを連投させるなんていうチームも多くあります。
それでは選手のことを考えています風の指導ではないでしょうか。
練習だろうが、大会だろうが同じ考えを持って取り組むことが大切だと思います。
大会が連戦続きなのは分かっているのだから、それを見越して一年間準備をしたら良いだけです。
自分が準備を怠っていることを、選手に担がせるのはどうかなと思いませんか?
選手が自分で管理できるように
指導者が怪我をしないように組み立てているだけでは、本当の意味で選手の成長には繋がりません。
選手一人ひとりが自分の体を管理できるようになる必要があります。
大切なのは、
体の特徴を把握すること
その日の体の状態を把握すること
です。
自分の体を知ると、どこをケアすれば良いのかわかるようになります。
そして体のどの部分の動きが良くなると怪我を防ぎ、パフォーマンスが上がるのかわかるようになってきます。
指導者には、練習メニューを組み立てるだけでなく選手一人ひとりと話をしながら、自分の体を管理できるように育てていってもらいたいです。
ずっと同じ指導者なら、特徴がわかっているので良いですが野球界でそういう環境のチームはほぼありません。
自分自身で管理できるようになるのが1番選手を怪我から守ることに繋がるのです。
練習量をただ減らすのは×
怪我をしないようにするために練習を減らそう!という考え方では選手の成長につながりませんよね?
怪我をさせないようにしながら成長させる方法を指導者も考え、選手も怪我をしないように自分の体を管理する。
お互いに体を大切にするということを念頭に置いて、練習や試合に挑むだけで全く違うパフォーマンスになるはずです。
まとめ
技術指導以外にも、指導者にはやることがあるというわけです。
1人でも多くの指導者が、選手のことを本気で考えて指導できるようになってもらいたいです。
それが日本野球界の発展につながり、大谷翔平に続く、更なるスーパースターの育成につながることでしょう。
成長期には成長痛に悩まされる選手もいると思います。
成長痛との付き合い方も大切です。
痛いのに無理をしてプレーをしていたら、体のバランスが崩れてしまいますよね。
バランスよく体を使える選手だったのに、成長痛の時に無理してプレーしたせいでバランスが崩れてパフォーマンスが下がってしまったという例を聞きます。
選手は試合に出たいし、指導者は試合で使いたいかもしれません。
選手・指導者どちらも、もっと先のことを考えて行動していく必要があります。
特に日本野球界ではその考え方が軽視される傾向があるので、力のある選手が怪我によって潰れてしまっているのも事実としてあります。
日本野球界も変革の時期にきていると思います。


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