【育成】小学生の練習は週◯回で良い

野球
スポンサーリンク

最近では小学生でも平日によく練習しているのを見かけます。
自主的にやるのは良いと思いますが、チームとして練習をしているところも多いですよね。

以前の【育成】カテゴリー別に〇〇をやらせろ!でも書いた通り、小学生くらいだと神経系が発達する時期なので様々な運動をさせた方が先のことを考えるとプラスになります。

スポンサーリンク

A君とB君の野球人生

実際にあった話です。
A君とB君は、それぞれ小学生1年生から野球をやっていました。

A君は週5回(土日は一日)練習しています。
B君は週2回(土日のみ)練習しています。

小学生の頃は圧倒的にA君が活躍していました。
ほぼ毎日練習しているので、野球の技術が高くなっていくことも野球の知識がついていくのも早買ったのでしょう。
B君は土日のみの練習なので少しずつ野球の覚えていったり、少しずつ技術がつけているという段階です。

中学生になっても、同じようにA君の方が実力が上でした。
A君は練習時間も多いこともあり、チームとしての成熟度も高く、全国大会に出場。
B君は相変わらず土日の練習で、楽しく伸び伸びとやっていました。

A君とB君の高校野球

高校生になって、A君B君は同じ学校に進学しました。
一年生から即戦力で出ているA君と育成チームで実践経験を積んでいくB君

しかし、高校に入るとB君の生活には大きな変化があったのです。
それは練習量が増えたということです。
中学までは週2回だった練習は週6回に変わりました。

一年経った頃にある変化が現れました。
冬の練習が終わる頃にはB君がレギュラーチームに呼ばれました。
すると監督の信頼を一気に勝ち取って春の大会ではレギュラーに。

同じレギュラーのA君B君ですが、2人の評価は全く違うものでした。

A君は、何事も堅実にこなす
B君は、荒さはあるものの爆発力がある


チームにとってはどちらも欠かせない存在ですね。

新チームになる頃には2人とも主力として活躍するようになっていました。
3年生になると大学関係者が練習や試合を見にくることも増えてきて、2人は進路のことを考えるようになりました。

A君とB君のどちらがスカウトされた?

それはB君でした。

大学関係者が見たポイントは、B君伸び代の部分でした。
プレーとして荒いところはあるものの、身体能力の高さを評価されました。

A君はずっと活躍してきて良い選手ではあるものの、選手として完成してしまっていることが大学関係者からの評価につながらなかったかもしれません。

試合で活躍するのは大事ですが、そこに余力を残しているかどうかが重要なようです。
特に身体能力の高い選手って、昔から高いですよね。
そういう選手が少しずつ技術を高めていくことで、一流選手になっていくのかもしれませんね。

どうやって差が生まれたのか

野球の練習をしてはいけないというわけではありません。
ただ野球の練習だけだと限界があるということです。

B君の場合、小中学生の頃は週2回の練習だったので
友達とサッカーをやったり海で遊んだり、とにかくいろんな遊びを友達としていました。
そして、夜には疲れて早く寝るという生活を送っていたようです。
休養を十分にとっていたことが体の成長にもつながったのかもしれませんね。

野球には関係ないかもしれませんが、家族や友人との時間もしっかりと作れて野球以外のところでも成長しそうですね!!

A君のように過ごしている人が悪いわけではありません。
むしろ小さい頃から一つことに打ち込めるのはすごいことだと思います。
少し視野を広げることで、その情熱をもっと良い方に向けられるはずです!

目の前の結果だけでなく、将来の自分を想像してみる。
いくつかの選択肢を自分の中で持ってみる。

小学生には小学生にあった
中学生には中学生にあった
高校生には高校生にあった


それぞれのカテゴリー別にあったやるべきことがあります。
周りを見わたしてみてください。
意外とそのことをわかって取り組んでいる人は少ないです。

まとめ

小学生の練習は週に2回もあれば十分ということです。
練習とはいっても内容にもよるので、必ず2回でなければいけないということはありません。

野球以外のことをやる時間も大切という意味です。
自分のチームやお子さんの練習というのを一度見直してみてください。

【育成】選手を〇〇にさせる!これが1番伸びる!

コメント

タイトルとURLをコピーしました