【守備&走塁】甲子園常連校も実践!野球IQを高める ‘’塁間18mノック’’

守備
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うちのチーム、走塁の意識が低くって…

口で言っているだけじゃ、中々変わらないですよね

守備もベースのカバーリング忘れが多くて…

実際に次の塁を取られたりしないと気づかないですよね

ギリギリのプレーでセーフなってしまうことが多くて…

大事にいきすぎてセーフになるなんて勿体無い!

といったようなことで悩んでいませんか?

実はその全てを簡単に解決してくれる方法があります。
塁間を18mに短くしたゲーム形式のランナー付きノックです。
通常の3分の2の距離になっていることで、スピード感のある練習になります。
小学生であれば塁間を12m~14mくらいにすると面白いと思います。

なぜなら、圧倒的に経験が少ないからです。
走塁面では成功体験が増えれば積極性が増します。
捕球面では塁間の距離が短い分、アウトにするためにはどうしたら良いのか?ということを考えるようになります。

私は甲子園常連校や新設校のコーチとして、この練習で守備と走塁を鍛えてきました。
甲子園常連校と新設校では力の差が大きいですが、どちらのチームにも良い影響がありました。

この記事では、野球脳を鍛えて試合での対応力をUPさせる方法を教えます。
野球IQの高い選手というのは、魅力がありますよね。

この記事を読んで実践すると、積極走塁・アウトにする選択肢が増える・カバーリングを徹底することができます。
教えるとなると中々難しいかもしれませんが、この練習なら選手1人1人が自然と考えることになります。
一つの練習でいくつも上手くなれる要素があると思ったら、とても良い練習だと思います。

結論は、普段の練習メニューの中に私が実践していた’’塁間18mノック’’を入れてみてください。
この練習を入れるだけで、チーム内での会話も増えて野球IQの高いチームとなります。

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強豪校も実践しているハイクオリティー練習

簡単に守備&走塁を鍛える【18mノック】という練習をお勧めします。
何が18mかというと塁間の距離です。

通常は27.431mですがそれを18mまで縮めてノックを行います。
18mというのはリトルリーグの塁間の距離と同じくらいです。
それをランナー付きで行うことで、攻撃側と守備側の高度な練習ができます。

《ルール&おすすめ
・守備は内野4名
 →慣れてきたら1回ごとに守備位置を移動してみるのも◎
 →(例)ファースト→セカンド→ショート→サード

・ランナーはバットにボールが当たってからスタートを切る

・狭いエリアで行うので接触することも考えてスパイクは履かない

・内野に限らず、外野手や投手なども混ぜる

・攻撃側はランナーとバッター以外は声を出さない
 →自分で考えて判断する習慣をつける

守備側の2つのメリット

守備側としては、2つの要素での成長が見込めます。

・アウトにするレパートリーを増やす
・カバーリングの徹底


距離や人数など、今までの野球とは違う状況でのプレーをすることで新しい感覚や知識を身につけることができます。
ゲーム性があることで楽しくプレーができると思うので、いつもより動きが良いなんていう選手が出るかもしれません。

アウトにするレパートリーを増やす

塁間が近いこともあり、形にこだわってプレーすることが厳しくなってきます。
ボールの右側から入って、正面で捕って、投げていたらセーフになってしまいます。

アウトにするための最善の方法を選んでいかなければいけません。
セーフにならないうようにプレーするよりも、アウトにするためにプレーするようになります。

最初のうちは、アウトにするレパートリーが少ないのでセーフになってしまうこともあるかと思います。
それでも何度かやるうちに自分たちでアウトにする方法を身につけていきます!

・ランニングスロー
・シングルキャッチ
・右足前捕球
・逆シングル
・ベアハンドキャッチ…など


余裕のあるプレーをする時の練習には向かないかもしれませんが、ギリギリのプレーを練習したい時には良い練習になります。

カバーリングの徹底

守備側は、カバーリングの癖をつける練習をすることができます。
ベースは4つあるのに、守備は4人しかいません。
そのうち誰かがボールを所有もしくは追いかけているとなると、空いてしまうベースがでてしまいます。

それでも相手の攻撃を防いでいくには
守備側全員は常にボール以外にも空いているベースやランナーの動きを見て、予測して動いて行かなければいけません。
少しでも気を抜いていると簡単に次の塁を取られてしまいます。

守備側は常に視野を広く持たないといけないですね!

攻撃側は自然と積極走塁に

攻撃側としては、走塁の意識を高めることができます。

・常に先の塁を狙う

守備側でも説明しましたが、守備は4人で守っています。
どうしても人数が足りないところが生まれます。
その数的不利をつけるかどうかで点を取れるかどうかが決まります。

守備は、ランナーなしで1塁をアウトにするのは難しいですが
ランナー1塁や1,2塁の場合は、近くでアウトをとっていけば良いだけなので確実にアウトを重ねていけます。
守備側はしっかりと守っていけば、点を取られることはないということです。

ランナーなし・・・セーフになることが多い
ランナー1塁・・・2塁でアウトを取りやすい

という守備有利な状況があります。

ランナーに出ることができたら、相手の些細な隙も見逃さずに次の塁を取りましょう!
アウトになるなら先の塁でという考え方のもと積極的な走塁を練習しても良いと思います。
それが守備側のミスにつながることもあります。

ノックで行っても良いですが、各選手がティー台を使って打ってから走っても良いです。
絶対に捕れない打球は、バッターをアウトにするなどして対応することでさらに面白くなると思います!

まとめ

’’塁間18m’’は守備側にも攻撃側にとっても頭を使う良い練習です。
野球IQを高めるのって簡単ではないですよね。
でもこの練習ならボールを見ているだけでなく、少し先でどんなことが起きるかを考えるようになります。
それは野球IQを高めるためには必須の条件となります。
それを攻撃面、守備面で考えられる練習となっているのでどんなチームにもおすすめです。
チームが盛り上がるので、雰囲気を作るためにも良い練習です。

実際に高校生と一緒にやってみました!
守備では、今までやっていた形だけでは捕れないアウトがいくつもありました。
2度目にやった時にはに失敗しても良いのでいろんな形にチャレンジしてみました。

ミスすることも何度もありました。
しかし、今までだったらアウトにならなかったような打球でも何回かアウトに!
上手くいかなかったプレーも含めて守備練習で反復練習していくことにしました。

攻撃では、ベースを踏むところ以外では守備側の動きを確認しながら走ることが重要だと感じました。
塁間が短いので、一瞬で判断してプレーしていかなければいけません。
最初は躊躇してしまうこともあると思いますが、慣れてくると良い走塁ができるようになってきます!

守備側も攻撃側も不安やらない動きや考え方をすることになるので、良い刺激になるはずです!
’’塁間18mノック’’に是非チャレンジしてみてください。

守備と走塁のレベルを上げるための記事を他にも書いています。
興味があれば読んでください。

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内野手は守れないとスタメンで試合に出ることは厳しいですよね。内野手にとって大切なことはアウトを取ることです。でもアウトを取るためには、捕球してスローイングしなければいけません。どんなにスローイングに自信あっても捕球できなければ意味がありません。
【走塁】強豪校コーチが伝える!上手いランナーが持っている3つの走塁の特徴
今回は走塁について考えていきたいと思います。野球ではあまりフォーカスされることのない分野かもしれませんね。めっちゃ打てるバッターや圧倒的実力のあるピッチャーなどそういうところにみんな目がいってしまいますよね。 でも、点を取るためにはバッテイングと同じくらい重要なポイントとなっているのではないでしょうか。


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