高校野球で従来のバットよりも飛ばない反発係数の低いバットの導入が検討されています。
2年間の猶予期間を経て、2024年からの完全移行というプランのようです。
高野連は、木製バットにより近づけること、投手の安全や投打の力のバランスをできるだけ均一にすることを目指すそうです。
高校を卒業したら硬式野球を続ける場合は、木製バットを使うことになります。
その際に、金属バット→木製バットに変わることで苦労する人がほとんどではないでしょうか。
大阪桐蔭出身の人の記事でも、金属バットと木製バットではアプローチの仕方が違うと話していました。
選手がこのような考え方になっているのは何故でしょうか。
理由は大きく分けて2つあると思います。
理由①
その1つが、金属バットだと少々雑に振ってもバットに当たりさえすれば打ててしまうからです。
まるでパワプロの全真芯の状態です。
同じ選手が金属バットと木製バットを使った時のバッティング練習をみたらすぐにわかります。
本当に同じボール?同じ人が打っているのかな?と思うほどに違います。
大学行ったらスイング変えたら良い!という意見もあると思いますが、スイングを大きく変えるのにどれだけ時間がかかるのかを考えたら、早めにやっておいて損はないですよね。
理由②

2つ目は、指導者はもっと広い視野で先のことを考える必要があるということです。
確かに高校野球が最後と決めてプレーしている人もいます。
そんな人たちには金属用で良いだろうと考えている人も多いでしょう。
でもその選手たちが、指導者になったら?親になったら?
と考えたら、木製バットの対応の仕方を知らずに良い指導ができるのでしょうか?
どんなバット使っていても打てるスイングを身につけていってもらいたいなと思います。
そうすることが、次世代の良い選手を生むことにつながるはずです!!
高校野球の先もプレーする選手もいます。
その選手には次のステージでも活躍してもらいたいですよね!
費用面の問題があるとは思いますが、木製バットを使って紅白戦や練習試合をするなどの方法を考えてもらいたいです。
練習で良いんじゃない?って意見もあると思います。
練習での悔しさと試合での悔しさは別問題です。
・今まで抜けてた三遊間や一二塁間のゴロが抜けない
・とらえた!!と思った当たりが外野の頭を越えない
などといった経験をすることになると思います。
それが練習する意欲や考える力を育むことにつなげられたら、選手はどんどん成長していきます。
目の前の結果よりも、もっと先を見るようになると、指導の仕方も変わってくるかもしれませんね。
中学硬式用↓
高校野球対応↓
バットが変わることへの意見
バットが変わることでこういった意見もあるようです。
指導者の意識が変わっていないのに飛ばないバットに変わってしまったら、またゴロを打てという野球に変わってしまうのでは?と考えている人もいるようです。
どうせ長打が出ないなら、少しでもミスの可能性のあるゴロを打て!!
選手はどうなんですかね?
・エラーでも良いから出塁するためにゴロを打つ
・飛ばないけど今まで以上に頑張って長打を打つ
・関係ない!今まで通りだーー!
いろんな意見がありそうですね。
私が1番大切だと思っているのは選手一人ひとりがもっと自分のことを考えて、プランを立てて練習していくことです。
自分の目標がしっかりと定まっていれば、それに合わせて練習するだけです。
指導者の仕事は、技術指導とかよりもやる気にさせることと見守ってあげることなのかもしれませんね。
野球界がもっと1つになり、育成年代の選手たちを次のステップにつなげるためにみんなで育てていけるようになると良いですね。


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