今年の夏の甲子園では、悪天候が続いたこともあり日程が厳しくなっていましたね。
優勝した智辯和歌山高校は、対戦校がコロナウィルスの影響で辞退したこともありますが決勝戦も元気に戦っているように見えました。
複数の投手が投げていたのも印象的でした。
次から次に威力のある球を投げる投手が出てきていましたね!
指導者の気持ちよりも大切なもの
近年、球数のこと論じられるようになってきています。それによって、複数の投手で戦うチームも増えてきましたね。
球数制限の話が出てくると、『人数の多い私立が有利だろ!!』という意見が出てきますよね。
選手が言っているなら理解できる部分があるのですが、指導者がそれについて意見するのには違和感を感じます。
指導者には、選手たちの成長や体を守ることを1番に考えてもらいたいですね!!
どうしても指導者が勝ちたいから、エースがたくさん投げられる状況を作りたいのでは?と思ってしまいます。
指導者にもしその思いがあるのなら、何人も大会で投げられる選手を育てることに注力したら良いと思います。
選手のことよりも、自分(指導者)が勝ちたい!となってしまっているから、球数制限に反対の意見が出てくるのではないでしょうか。
運営側として考えなければならないのは
運営側にもちろん改善の余地があると思います。
球数制限するのは何のため?それが選手のためなら、球数制限をすることだけでなく日程を組むところから考え直さないといけません。
そして、もう一つ問題があります。
多方面からの意見を考えた上での1週間500球以内だと思いますが、1週間で500球という数字はどうなのでしょうか?
試合で500球投げるだけでなく、試合で投げるまでの準備段階でも投げます。
結局その数字では収まっていないのです。
【500球】という数字の設定にも疑問です。
プロ野球選手でも週に一度の登板(中6日)で100球から多くても130球ほどです。
それなのにプロ野球選手よりも体のできていない高校生が500球も投げていることに何も感じないなんてことありますかね?
昔のプロ野球もエースが毎日のように先発していました。「権藤、権藤、雨、権藤」のような言葉が残っているほどです。
一瞬華やかに咲き、短い期間で散っていく投手が何人いたんでしょうか。
また同じようなことを繰り返してしまっては、日本からスター選手を早い段階で潰してしまうことになりかねません。
メディア側の問題
メディアの取り上げ方にも問題があるのかなと思います。
エースが怪我をしながらも投げている姿を取り上げて、全てを美談にして、視聴者たちに感動を与えようとしています。
選手のことよりも、数字が取れたら良いという姿勢に見えてしまっています。
全く関係ない会社ならまだ仕方ないなと思います。
しかし、運営に携わっていたり、スポンサーになっている会社がすであっては選手ファーストではないように感じてしまいます。
最後に
選手たちはどんな状況でも全力で頑張っています。頑張りすぎてしまう時もあります。
だからこそ、周りの人たちがそんな選手をサポートしていけたらもっと成長できるはずです。
指導者も運営側もメディアも選手のことよりも自分たちの利益のことを最優先しているような気がしてなりません。
高校野球って誰のためにあるんでしょうか?
【選手のため】にみんなで動いてみませんか!!!
1週間500球以内ということは今後も論じられていくと思います。
段階的に少しずつ数が改善されていくような気がします。
今後の高校野球のあり方も注目です!!

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